ビジネスフォンを増設する際に費用が多くかかってしまうケースとは?

 

 

 

ビジネスフォン導入のメリットとして電話機をたくさん付けることができる、ということがあります。

 

しかし一度設置工事が完了してしまうと、その後の増設にはどうしても専門の電話工事が必要となり、その都度業者さんに連絡をして見積もりをとって…、といった手間がかかります。

弊社でも電話機の増設のご相談は月に何件もご依頼を頂き、何度も工事をしています。

 

そんな電話機増設工事なのですが、つい先日に増設工事の見積もりを提出したところ、

「前回はこんなにかからなかったじゃないか!!」

とお叱りを頂いてしまいました。

 

実はビジネスフォンの増設工事は、同じ1台の増設でも状況により大きく金額が異なってきます。

 

お叱りを頂いた際には、しっかりと見積もりの内容をご説明して事なきを得ましたが、そんなこともあったので、この機会に

どんなケースだと電話機の増設に多くのお金がかかるのか

ということをまとめましたので、ご参考ください。

 

ビジネスフォン増設時に一番お金のかかるケース

ビジネスフォン主装置の交換が必要になる場合

 

当然のことではありますが、いくらビジネスフォンであっても無限に電話機を接続できる訳ではありません。

 

ビジネスフォンのシェア約50%を誇るNTT製のビジネスフォンを例で挙げると、

 

 

上記のようなサイズ毎の上限があります。

 

各サイズの上限を超えると主装置そのものの交換が必要となり、そのためには主装置に繋がっている配線を全て外し、新しい主装置に再度繋ぎ込んで…。

部材費用も工事費もかさんでしまいます。

 

また、電話機の上限を超えていなくても、中にいれるユニット(基盤)の増設上限を超えてしまう場合にも主装置の交換が必要となるケースがあるので要注意です。

 

ビジネスフォン増設時に少しお金がかかるケース

ユニット(基盤)の増設が必要になる場合

 

ビジネスフォンの仕組みを少しお話します。

 

ビジネスフォンの主装置は、実はほとんど単なる「箱」で、その「箱」に外線や電話機を繋ぐためのユニットを取り付けて使用しています。

 

こんな風にユニットが取り付けてあり、それぞれに電話機が接続されています。

 

 

当然、1枚のユニット辺りに接続できる電話機の台数にも限りがあります。

 

例えば、小~中規模向けのビジネスフォンで、シェア約20%を占める「SAXA(サクサ)」のビジネスフォンでは、「ユニット1枚につき電話機8台」が基本です。

 

SAXAのビジネスフォンを使っており、9台目や17台目の増設をする際には要注意です。

 

ただし、コードレス電話機などを利用している場合、通常の電話機複数分としてカウントされることもありますので、これまた要注意です。

 

 

上記のことに気を付けて、今のビジネスフォンでどれくらいまで電話機を増やすことができるのか、頭にとどめておくようにしましょう。

 

主装置は最初から余裕を持って選ぶ事が大事

個人的なオススメは、最初の導入時にかなり多目に電話機を設置してしまうことです。

人員が増えるまでは電話機を外して、OAフロアの下にでも隠しておけばよいのです。

増設工事のお声掛けが頂けなくなるので、我々としては寂しいですが…。

 

 

 

いかがでしょうか。

「ビジネスフォンの増設工事は状況によって金額が異なる」ということがご理解頂けましたでしょうか。

もちろん私達も導入時にしっかりと仕様を説明することをより一層強化して参りますが、今後、前回と金額が違うからと言って怒らないで頂ければ幸いです。

長い目で見たビジネスフォンの導入工事や、会社の成長に合わせた増設プランのご相談をどしどしお寄せくださいませ!

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