実録!オフィスにルンバを導入してみた

実録!オフィスにルンバを導入してみた

■ルンバをオフィスに導入するときに気を付ける事

実録!オフィスにルンバを導入してみた│画像1

最近だと家庭はもちろんのこと、オフィスなどでも見かけることが増えてきましたよね。全自動で、放っておいている間にオフィスの床を掃除してくれる。こんなにうれしいことはありません。
そんなルンバですが、実はオフィスに導入した際にトラブルになったケースもあるとか。そこで、オフィスをどのようにしたらルンバが問題なく掃除できるのか、調べてみました。

【トラブルケース①】

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配線にぶつかってルンバが停止
ルンバは「段差」があまり得意ではありません。
ルンバが乗り越えられる段差の高さはおよそ2cmらしいです。このため、オフィスの配線も1本や2本なら大丈夫ですが、それ以上になると2cm以上の段差を作ってしまい、ルンバが動けなくなってしまうことがあるそうです。

解決策① 配線の分散

まず提案できるのは、配線を1か所に集中させないということです。ほかの電源などに分散させられる配線は分散させ、ルンバの障害になる個所を減らしましょう。

解決策② 「モール」を使う

実録!オフィスにルンバを導入してみた│画像3

 

 

 

 

ほかの手段として、床に広がる配線をスッキリさせればいいわけですから、「モール」もオススメです。
モールはいろいろな種類が売られているため、高さが2cmより低いものを利用すればルンバの邪魔にはなりません。これなら床の配線が「段差」を作ることはなさそうです。

解決策①・②に関して
配線をまとめる方法は過去の記事で詳しく扱っています。

オフィスのごちゃごちゃ配線をスッキリさせるための正攻法と奇策

また、モールについてもしっかり記述してあるので、ぜひご参考にしてみてください!

解決策③ 「OAフロア」を使う
「OAフロア」とは床を二重構造にして、床下にケーブルを配線するためのスペースを設けたもののことです。
つまり、その建物の本来の床の上に新しく床を設けて、できた床下スペースに配線を全部入れちゃおうという考えです。
これを導入すれば、床の上に配線が延びることはほとんどなくなります。

OAフロアの導入には多少の手間とお金がかかりますが、ルンバが活躍できれば、清掃業者を呼ぶ必要がなくなります。
清掃業者には1回15000円くらいかかったりしますが、ルンバなら購入時の2~3万円以外は電気代しかかかりません。

人件費の観点から長期的に考えると、ルンバのほうがお得ですよね。
仮にですが、掃除1回15,000円×週4回×12か月=720,000円
もしここまで費用削減できるのであれば、導入時に反対する上司も説得できそうですね。

OAフロアについてはこれらの詳しい記事があります。

こちらもぜひ参考にご覧ください!

入居後でもOAフロアを導入する方法

OAフロアの中で起こっている事とは?

OAフロアを導入すべき理由とは?

 

 

【トラブルケース②】

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ルンバがぶつかりまくって全然進まない

ルンバはぶつかって初めて障害物を認識します。
オフィスをOAフロアにしたとしても、イスがたくさん散らかっているとか、荷物たくさん置いてあると、ルンバがいろいろなところにぶつかってしまいます。

ルンバはぶつかった後、その方向の逆のほうに向かって進み始めます。
このため、周囲がもので囲まれたりしていると、いつまでもその中で行ったり来たりをルンバが繰り返すことになります。
時間が経てばやがてそこから脱出すると思うのですが、デスクの隣で行ったり来たりさせると気が散っちゃいますよね……。

解決策① オフィスの床の上はきれいに
まず何と言っても、オフィスの床の上に余計なものは置かないことが大切です。
また席を立つ際などにも、きちんとイスをデスクの下にしまうことで、ルンバが掃除しやすいオフィス環境を保てます。

解決策② 人が少ないときに稼働させる
そもそも働いている人が大勢いるのだから、床の上に荷物が置かれたりイスが出ていたりしてしまうのです。
そこで、人が少ない時間帯やいない時間帯にルンバに働いてもらうようにするのはどうでしょうか。
幸いルンバにはスケジュール設定機能(曜日と時刻を指定して予約すると、自動的に清掃を開始させることができる機能)があります。これを使って人があまりいない時間帯でも稼働させることが可能です。
ところがこの機能、ひとつ注意しないといけないことがあります。

 

 

【トラブルケース③】

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社員帰宅後、ルンバが防犯センサーに反応

終業後の防犯センサーがONになっているとき、ルンバが稼働した際にセンサーに反応してしまうことがあるようです。

警報を受けて警備会社や警察が来てみたら、【ルンバが一台動いていた】なんてことになったら大変なことです。
ですが実際、そのようなことが起きてしまっているようです。

(他者サイト様のケース)
http://blogs.itmedia.co.jp/shiro/2012/04/post-c5e3.html

 

解決策、としたいところですが、こればかりは終業後のルンバの使用はしないようにする、としか言えません…。
仕事をしているときに、適度にルンバを稼働させるほうが安全そうです。

まとめ

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エレベーター待ちをするルンバ氏

以上のトラブルケースと解決策を踏まえると、ルンバを使いやすいオフィスというのは、配線などの障害物があまり床の上に散らばっていないオフィスということになりそうです。
ルンバが活躍できるオフィスになれば、清掃の人件費で大きなメリットが期待できます。
そんなオフィスを実現するために、ぜひここで挙げた方法を検討してみてください!

 

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