アリさんの巣から学ぶオフィスレイアウト成功の法則

アリさんの巣から学ぶオフィスレイアウト成功の法則

昆虫の中でも軽く扱われがちなアリさんですが、時間をかけて作り込んだ巣はとても優れていることで有名です。今回はそんなアリの巣からオフィスレイアウトに活かせる点をご紹介します!

意外と大きなアリの巣

Erg_Chebbi_Silver_Ant_Nest

 

非常に小さな昆虫のアリですが、その巣は実は非常に深く通常の巣でも地下2mほどの深さがあるそうです

オーストラリアでは、南米生まれの「アルゼンチンアリ」という種が作った、全長100kmの巣が見つかったそうです!!!100kmといえば、東京から静岡の熱海ほどの距離です!このような巨大な巣は複数のアリの巣が繋がってグループになっており、「スーパーコロニー」と呼ばれています。

この規模になるとアリの数は100億匹程度、女王蟻だけでも、100万匹はいるそうです!!

徹底的に考え抜かれた構造

②

 

蟻の巣はただ大きいだけではありません。蟻の巣の内部構造は徹底的に考え抜かれているのです!

考え抜かれたレイアウト

アリの巣の内部は縦穴と横穴で形成されています。

ただただ掘っているわけではなく、女王蟻の部屋、幼虫の部屋、食料を貯蔵する部屋などしっかりと部屋ごとに用途が決まっています。しかも、各部屋への動線、距離までしっかりと計算されているらしいです!まさに理想的なレイアウトですね!

水没対策

何とアリの巣は水没対策までしています。雨の気配を感じたら巣穴にふたをします!万が一水が入ってきた場合でも大丈夫!

部屋は必ず横穴に形成されているので、縦穴を水が流れていくだけで、部屋には被害が及びません。とっても賢いですよね!

アリさんの巣から学ぶオフィスレイアウト

③

 

さて、ここまで蟻の巣に関する事をご紹介しましたが、このアリの巣からオフィスレイアウトへ活かせることを振り返ります!

必要な部屋を用途に合わせて作る

女王蟻の部屋、幼虫の部屋とアリの巣が分かれている通り、オフィスレイアウトでも用途に合わせた部屋割りは重要です。部屋の数、大きさをしっかりと考えてレイアウトしましょう!

動線を確保する

アリの巣は動線まで考えて作られていると記載しましたが、動線はオフィスレイアウトで最も重要です。部屋への通路、各島/各席への通路を無理のない幅で作る事が快適なオフィス環境へと繋がります。

非常時の対策

アリが非常時の水没対策をしているように、非常時の対策は大事です。

避難経路をしっかりと考えているか、キャビネット等の大きな什器が適切な場所でしっかりと固定されているかなど、非常時のことも考えてレイアウトを作成しましょう!

無駄をなくすことが成功の秘訣

いかがでしたでしょうか?

レイアウトは機能が一番。アリの巣のように無駄なく考え抜かれたレイアウトにできるようにしたいものですね。
 

設計・レイアウトカテゴリの最新記事