あなたの会社(オフィス)は大丈夫?オフィスに必要なトイレの数は?

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■会社(オフィス)のトイレの数は法律で決められている

あなたの会社は大丈夫?オフィスに必要なトイレの数は?│画像1

オフィス選びでは広さや立地などが注目されがちですが、オフィス設備も業務には大きく影響する重要な項目です。

中でも生理現象に関わるトイレの数は重要なポイントとなります。

オフィスのトイレの数が足りないと社員は健康的に働くことができず、福利厚生の観点から好ましない労働環境になってしまいます。

快適に働ける職場を提供するのは雇用者の義務ですから、オフィス選びではトイレの数もチェック項目に含めておく必要があります。

オフィスのトイレの数に関しては単に社員の健康を考えてのためだけではありません。
実はオフィスに必要なトイレの数は労働安全衛生法の事務所衛生基準規則によって定められています。

この規則は労働者に快適な労働環境を事業者に提供することを目的としたもので、労働空間となるオフィスの広さや室温、トイレの数などあらゆる項目を細かく規定しています。トイレに関する規定は第十七条にあり、男女別トイレを設けることや個室や手洗い設備の設置と並んでトイレの数も決められています。

男性用個室は同時に就業する男性労働者60人以内ごとに1個以上、男性用小便器は30人以内ごとに1個以上、女性用個室は同時に就業する女性労働者20人以内ごとに1個以上が最低限用意しなくてはいけないトイレの数として規定されています。

男性60人女性40人の合計100人が同時に働くオフィスを例にすると、男性用トイレは個室1個と小便器2個、女性用トイレは個室2個が法律上設置最低限必要なトイレの数となります。
狭いオフィスで大人数が働くとトイレの数が法律上の義務を下回る恐れが有るので注意が必要です。

■快適に利用できるトイレの数は?

あなたの会社は大丈夫?オフィスに必要なトイレの数は?│画像2

オフィスに必要なトイレ数は法律で決められていますが、法律で規定しているのは最低限設置しなければいけない数であり必ずしも十分な数とはいえません。

実際のオフィスのトイレ利用状況を考慮してみると、男性社員60人で個室が1つしかないのは少なすぎます。事業者として快適なトイレ環境を目指すなら、法律上の最低戸数を上回るトイレ数が必要です。

トイレ機器メーカーの調査によると男性用個室1個で快適に利用できる人数は10人程度が上限で、1個あたりの人数が10人を超えると待ち時間が長くなり利用できない人間が出始めます。個室を2個に増やすと快適な利用可能人数は50人まで上昇し、個室が3個あると130人程度まで快適に利用できます。

1人あたりの利用時間が長い女性用個室の場合は1個で5人、2個で20人、3個で50人まで快適な利用が見込めます。

トイレの待ち時間が長くなれば用足しに取られる時間が長くなり、業務効率はそれだけ悪化します。社員の快適性を確保しながら業務効率も保つためには、法律で定められる最低数の3~4倍程度のトイレ数が必要です。

一般的なオフィスでは執務面積と労働者数を元にして算出した人員密度によってトイレの設置数が決められており、想定される人員密度でオフィスを利用していればトイレ数は適切な水準がキープされます。

注意しなければいけないのが、雑居ビルなど別の企業とトイレを共同使用するオフィスです。このような共同トイレは快適に利用できる数よりトイレが少ないケースが多く頻繁に混雑します。単純な数だけで判断するのではなく、トイレを利用する人数や混雑するタイミングなども考慮してトイレ充実度を判断しましょう。

■トイレ充実度がオフィス満足度を引き上げる

あなたの会社は大丈夫?オフィスに必要なトイレの数は?│画像3

トイレの充実度はオフィスの満足度に大きく影響します。リフォームされて綺麗なオフィスでもトイレが古く汚いままでは不満が残りますし、数は多くても1個あたりの広さが十分でなければ快適なトイレとはいえません。

トイレは1日のうち数回は必ず使用する設備であり、オフィスとは切っても切り離せない存在です。オフィス選びでないがしろにすることなく、社員が気持ちよく働ける快適なトイレがあるオフィスを探しましょう。

事務所衛生基準規則では男性用と女性用を区別することを定めていますが、男女共用トイレは禁止されていません。性差別撤廃の一環として男女がともに利用できるトイレを設置するのもひとつのアイデアです。

また、近年関心が高まっているのが多機能トイレです。多機能トイレとは体の不自由な方や車いすの方、お子様連れの方など通常のトイレを利用するのが困難な事情を抱えた方でも安心して利用できる高機能トイレです。

公共施設などでは普及が進む多機能トイレですが、オフィスで多機能トイレを備えているところはまだまだ少数にとどまります。

開かれたオフィス環境を目指すなら、ユニバーサルデザインを取り入れたバリアフリー多機能トイレの存在は欠かせません。多くの来客が訪れるオフィスなら、誰もが安心して利用できる多機能トイレの設置はこれからの重要課題です。

多機能トイレを有するオフィスは数が少ないためコスト的にも高くなってしまいますが、企業イメージのアップに繋がることを考えれば決して損ではありません。
多機能トイレはあらゆる人を歓迎する企業方針のシンボルにもなりますし、末永く使えるオフィスを目指すなら、多機能トイレを優先条件に含めましょう。

また、状況によっては今のオフィスを引っ越したりできないケースもあると思います。
そんな時にはトイレのリフォームという方法もありますので、是非覚えておいてください。


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