オフィスでお正月気分! 正しいお飾り方や処分の時期について

オフィスでお正月気分! 正しいお飾り方や処分の時期について

■オフィスにおいての正月の飾りつけ

 

正しいお飾り方や処分の時期について

 

寒い冬の季節がやってきて、クリスマスが過ぎたと思ったら、もうあっという間にお正月の季節になります。
お正月には、おせちやお雑煮を食べたり、親戚が集まって楽しく遊んだりといった楽しいイベントが盛りだくさんですが、お正月には日本の伝統文化として専用の飾りつけをする習慣があります。

お正月の飾りは、最近の日本ではクリスマスが終わった後、つまり12月26日から始まることが多いようですが、クリスマスなんか全然気にしないというのであればそれ以前に飾りつけを始めても全く問題はありません。

飾りつけを始めるタイミングとして重要なのは28日までに行うという事です。
31日に飾るのは「一夜飾り」と言われ神様に対し例を欠く行為に当たりますので絶対に避けるようにしましょう。
また、29日の9も「苦」に通じており演技が悪いとされるので、29日に飾りつけを行うのは控えたほうがいいです。どうしても28日までに飾りを忘れた場合は必ず30日に飾りを行うようにしましょう。そんなお正月の飾りですが本格的に飾りつけを行う家庭はそこまで多くはないかもしれませんが、簡単な飾りつけくらいなら、皆さんも毎年必ずやっているのではないでしょうか。これはオフィスにおいても同じで、気持ちよく新年最初のお仕事を迎えるためには、お正月の飾りはかかせません。

ですがオフィスに飾るといっても家庭とは建物のつくりも広さも全く違うため、どのように飾れば良いのか分からないという方は案外多いものです。今回はそんなオフィスでの正月飾りのアイテムごとの飾りつけ方と、その処分方法に至るまでを余すことなく解説していきます。

■お正月飾りのアイテム毎の飾り方

 

お正月飾りのアイテム毎の飾り方

 

お正月に飾るアイテムとして代表的な物には、「門松」、「しめ飾り」、「破魔矢」、「鏡餅」の四つがあります。では早速、アイテムごとの飾り方を説明していこうと思います。

【門松】
門松は年神様をお迎えする目印です。ですので、飾り付けは通り門にします。ですが、現代では門がないという場合も多いので、敷地との境界に置くというのが一般的になりつつあります。ビルの一室といったようなオフィスにおいては入口部分に当たりますが、大きな門松が置けないこともあります。そのようなときは、代わりに門松の絵を貼るだけでも大丈夫です。

【しめ飾り】
しめ飾りには元々結界の意味があり、これより先は不浄なものは通れない清楚な空間であることをあらわします。そのため、しめ飾りはオフィスのドアの正面に飾ってオフィス内が清楚な空間であることを神様に示しましょう。

【破魔矢】
破魔矢はできるだけ高い位置に飾りましょう。破魔矢を自らの目線より高い位置に置くことで、神様を敬う気持ちを表すことができるからです。昔ながらの家であれば、神棚があるのでそこに破魔矢を飾ればいいのですが、神棚のあるオフィスはまれでしょうから、破魔矢のおけそうなできるだけ高い位置を探して、最低でも目線より高い場所に置くようにしましょう。

【鏡餅】
鏡餅には昨年の豊作に感謝し、今年の豊作を祈る目的があります。また、神様へのお供えものとしての意味合いもあります。一般家庭であれば、床の間などの一段高くなった場所に飾るのが一般的ですが、オフィスに床の間はないので、来客の対応をする応接室や受付、会議室などに飾るのがいいのではないでしょうか。

 

■お正月飾りの処分方法

 

お正月飾りの処分方法

 

さて、お正月飾りをきちんと飾って、オフィスでも気持ち良く正月を迎えたまではいいですが、そのままいつまで経っても飾っておくわけにはいきません。
門松やしめ飾り、破魔矢は6日の夜か7日に鏡餅は11日に片付けるのがならわしです。

その際に問題となってくるのがお正月飾りの処分方法ではないでしょうか。
まさか神様に向けて飾った神聖なアイテムを何もせず無造作に他のゴミと一緒にそのまま捨ててしまうわけにはいきません。

お正月飾りの処分方法は正式なものとして神社に持っていくという方法があります。地方ごとに異なりますが、各神社で1月15日に「どんど焼き」「左義長」「お炊き上げ」などの、お正月飾りを集めて焼く行事があるので、余裕があればそこに持って行って焼いてもらいましょう。

しかしながら、どうしてもその余裕がなければ、その場で処分をすることになります。
その場合は大きな紙を広げて、その上に正月飾りを置き、その上から「左・中・右」と順に塩でお清めをしましょう。お清めが終わったら紙で包んでそのままゴミ袋に入れてもらって構いません。ですがその際他のゴミと一緒に入れないように注意しましょう。

お正月飾りは日本の伝統的なものですが、現代的な建物であってもきちんと飾りつけを行うことができます。それはオフィスにおいても同様です。

ただし、先ほど述べたようにその建築様式に合わせて飾るため、その飾り方は少々異なったものになります。ですが神様へ伝える意味は同じなので基本的な飾り方は同じですし、その後の処分方法に関してはどこに飾ったとしても同じです。ぜひオフィスにも飾って正月気分を味わいましょう。

 

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